■あらすじ
神戸市で妻とバッテリー業を営む奥崎謙三は、たったひとりの「神軍平等兵」として“神軍”の旗なびくトヨタ・マークに乗り、今日も日本列島を疾駆する。
かつての所属部隊・独立工兵隊第36連隊のうち、ウェワク残留隊で隊長による部下射殺事件があった事を知り、奥崎は遺族と共に真相究明にのりだす。なぜ、終戦後23日もたってから、二人の兵士は処刑されなければならなかったのか?
生き残った元兵士たちの口から戦後36年目にしてはじめて、驚くべき事件の真相と戦争の実態が明かされる。
■奥崎謙三 / おくざきけんぞう
第二次大戦中召集され、独立工兵隊第36連隊の一兵士として、激戦地ニューギニアへ派遣される。同部隊は敗走をかさね、飢えとマラリアと死に向かって四散、ジャングルの極限状態の中で生き残ったのは同部隊千数百名のうちわずか三十数名であった。
1969年1月2日、奥崎は一般参賀の皇居バルコニーに立つ天皇に向かい、「ヤマザキ、天皇を打て!」と、戦死した友の名を叫びながら、手製ゴムパチンコでパチンコ玉4個を発射した。この事件は戦後はじめて天皇の戦争責任を告発した直接行動として、衝撃を与えた。マスコミ等の報道や裁判審理過程においては、その主張の本質は徹底的に回避されたものの、奥崎は飽かず屈せず、自らをたったひとりの「神軍平等兵」と名乗り、果敢で激烈な行動をとりつづける。
■1987年■疾走プロダクション制作■カラー■122分■Hi-Fi モノラル■企画=今村昌平■監督・撮影=原一男■製作=小林佐智子
■録音=栗林豊彦■編集・構成=鍋島惇■製作協力=今村プロダクション/残像舎
1986年日本映画監督協会新人賞、日本映画ペンクラブ推薦、優秀映画鑑賞会推薦優秀映画鑑賞会推薦(一般成人向)、
1987年ベルリン映画祭カリガリ映画賞香港映画祭招待、エジンバラ映画祭招待、モントリオール映画祭招待、ポルトガル映画祭招待
原一男監督メッセージ
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極私的エロス・恋歌1974
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